出版社内容情報
非常に熱心に地域課題に取り組む若者たち。しかし、そんな彼らが政治や選挙に強い関心を示すかと言えば、そうではない。この乖離はどこから来るのか。本書は、若者を政治に引きつけるもの、政治から遠ざけるものについて、政治学、憲法学、メディア論など各分野からの視点やアンケート・インタビュー調査を基に探究、その解明を試みる。
目次
第1部 若者は民主主義に背を向けているのか?(若者の民主主義への不満は何を意味するのか―ポピュリズムを支持し、権威主義を受け入れているのか;日本の若者にみる政治的関心と非政治的実践の乖離?―龍谷大学生アンケート調査から;若者の公共的関心はどのように形成されるのか―龍谷大学生アンケート結果から;若者の環境意識に影響を与える諸要因―龍谷大学生アンケート結果から;若者の政治参加は何を実現したのか―韓国における若年者団体のダイナミズム;不安な日本、不満な韓国―7カ国の意識調査から見た東アジアの若者の心)
第2部 民主主義の遠心力と求心力(創刊100年に聴く大学新聞現役学生記者たちのジャーナリズム観―彼らの「ケアの倫理」と民主主義;統治構造の変容と若者の政治参加;韓国定年延長をめぐる世代間対立と政治過程の混迷;若者の政治参加と政府政策;民主政を支えられない「主権者教育」―だれも排除しない自由で民主的な政治的空間の破壊;学生の活動にみられる特徴的な「公」の出現とその一事例―「前」政治的位相と「超」政治的位相;地方自治は民主主義を前進させるか;若者の政治・社会参加の新潮流)
著者等紹介
只友景士[タダトモケイシ]
京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、龍谷大学政策学部教授
奥野恒久[オクノツネヒサ]
龍谷大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、龍谷大学政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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