出版社内容情報
選挙と政党からスウェーデン政治を読み解く
1988年以降10回の選挙における各党の動きを追い、スウェーデン政治の変容過程とその意味を明らかにする。
スウェーデン政治の特徴は政党の果たす役割の大きさにある。1988年以降10回の選挙での各党の動きを追いながら、かつて福祉国家の発達を導いた「合意形成型の政治」が大きく変わりつつあることを明らかにする。その一方で、制度面では高い安定性をみせる同国政治が現代において可能な代議制デモクラシーの1つの形を示していることをも指摘する。
内容説明
スウェーデン政治の特徴は政党の果たす役割の大きさにある。1988年以降10回の選挙での各党の動きを追いながら、かつて福祉国家の発達を導いた「合意形成型の政治」が大きく変わりつつあることを明らかにする。その一方で、制度面では高い安定性をみせる同国政治が現代において可能な代議制デモクラシーの1つの形を示していることをも指摘する。
目次
序章 スウェーデン政治に何が起きているのか
第1章 デモクラシーの制度設計と正統化原理
第2章 スウェーデンの政党政治
第3章 政党政治の展開1 新党の参入と多党化の進展
第4章 政党政治の展開2 左派連合の時代
第5章 政党政治の展開3 右派連合の時代
第6章 政党政治の展開4 右翼ポピュリズムの台頭と混迷の時代
第7章 政党政治の展開5 ブロック政治の再編
第8章 政党政治の変容をめぐる考察
第9章 政党システムの変化と代議制デモクラシー
終章 スウェーデンの民主主義と政党の意義
著者等紹介
渡辺博明[ワタナベヒロアキ]
1967年岐阜県生まれ。現在、龍谷大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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