出版社内容情報
ブルデュ-社会学の現代日本への適用とその意義を問う
その登場以来、数多くの論争を巻き起こしてきたブルデュー社会学は、現代のいっそう複雑化した文化現象にも適用できるのか。音楽、食、若者文化、ソーシャルメディアを対象とし、文化的オムニボア(雑食)の増大や趣味・嗜好の多様化、さらには文化的な不平等や卓越化の変容などを視野に入れながら、ブルデュー文化社会学の現代的意義を提示する。
内容説明
その登場以来、数多くの論争を巻き起こしてきたブルデュー社会学は、現代のいっそう複雑化した文化現象にも適用できるのか。音楽、食、若者文化、ソーシャルメディアを対象とし、文化的オムニボア(雑食)の増大や趣味・嗜好の多様化、さらには文化的な不平等や卓越化の変容などを視野に入れながら、ブルデュー文化社会学の現代的意義を提示する。
目次
第1章 ブルデュー文化社会学への招待
第2章 文化的オムニボア(文化的雑食)とは何か
第3章 文化資本の揺らぎと境界感覚の測定―CDショップの利用調査をもとに
第4章 大学生における「趣味の良さ」と階層意識、ハビトゥスの関係
第5章 食の実践・卓越化・正統性―グルメからフーディーへ
第6章 食の好みと社会階層
第7章 ソーシャルメディアにおける文化実践と社会空間
著者等紹介
片岡栄美[カタオカエミ]
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得中途退学、博士(社会学)。現在、駒澤大学文学部教授
村井重樹[ムライシゲキ]
慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、博士(社会学)。現在、島根県立大学地域政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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