出版社内容情報
経済活動における「慣習とモラル」を解き明かす
近代化のプロセスにおける市場と政府の間にあるもう一つの力として「慣習とモラル」の役割を解明し,これからの中国経済の持続的発展について考察する.
本書『市場と政府を越えて』は,2013年に第五回国家図書賞を受賞.
その他、中国の経済改革と発展に大きく寄与したことを評価され,孫冶方経済学賞,国家教育委員会科学研究一等賞など多くの賞を受賞.
内容説明
経済活動における「慣習とモラル」を解き明かす。近代化のプロセスにおける市場と政府の間にあるもう一つの力として「慣習とモラル」の役割を解明し、これからの中国経済の持続的発展について考察する。
目次
第1章 慣習・モラルによる調整という問題提起
第2章 効率と協調
第3章 公平と共感
第4章 法律と自律
第5章 第三次分配
第6章 社会経済の運営におけるモラルによる制約
第7章 モラルの再構築と社会経済発展
著者等紹介
荒山裕行[アラヤマユウコウ]
1951年8月21日生まれ。1975年京都大学卒業。2016‐2022年京都産業大学客員教授
丁紅衛[テイコウエイ]
1999年1月名古屋大学大学院経済学研究科経済学博士号取得。現職、北京外国語大学北京日本学研究センター教授・博士指導教官。研究分野:日本経済、労働経済学、環境問題。所属学会:日本経済政策学会、中国日本経済学会(常務理事)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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