出版社内容情報
日本の学校のありようが問われている。
新たな未来社会モデルSociety5.0を起点とした教育改革構想、EdTechの跋扈は公教育をどこに導くのか?
公教育を揺るがす教育改革構想は、いかなる政策的経緯とアクター、構造によって形づくられ、背景にはどんな政治・経済・社会状況があるのか?
民間教育産業の参入、EdTechや教育DX の影響も踏まえて現状を分析し、教育の未来像を検討する。
内容説明
公教育を揺るがす教育改革構想は、いかなる政策的経緯とアクター、構造によって形づくられ、背景にはどんな政治・経済・社会状況があるのか?民間教育産業の参入、EdTechや教育DXの影響も踏まえて現状を分析し、教育の未来像を検討する。
目次
第1部 公教育の現在と未来(第4次産業革命と教育の未来―ポストコロナ時代の学校改革;公教育改革構想の現在―競争国家戦略下における改革政策の展開)
第2部 公教育改革をめぐる政策展開(Society 5.0の人材構想と文部科学省の人材像;文部科学省と経済産業省―4人の官僚の語る「一人一台」政策の内側;官邸主導・政治主導改革の展開と新自由主義教育政策)
第3部 公教育への民間教育産業の参入(公教育と民間教育産業の戦後社会史―棲み分けから侵入へ、そして公教育の溶解?;教育政策の市場化・私企業化の現在;民間教育企業による公教育への進出の両義性に関する検討―過疎地域における社会課題の解決のビジネス化に着目して)
第4部 個別最適な学びとEdTech(デジタル化による教育課程と教育方法の支配;「個別最適な学び」と義務教育―審議会等での論点と課題)
著者等紹介
児美川孝一郎[コミカワコウイチロウ]
法政大学キャリアデザイン学部教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学
横井敏郎[ヨコイトシロウ]
北海道大学大学院教育学研究院教授。立命館大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学
佐藤学[サトウマナブ]
東京大学名誉教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士
中嶋哲彦[ナカジマテツヒコ]
愛知工業大学基礎教育センター教授。名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程単位等認定退学
氏岡真弓[ウジオカマユミ]
朝日新聞社会部編集委員。東京大学教養学部アジア科卒業
石井拓児[イシイタクジ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科教育科学専攻博士後期課程単位取得満期退学。博士(教育学)
大内裕和[オオウチヒロカズ]
武蔵大学教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学
高嶋真之[タカシママサユキ]
藤女子大学人間生活学部講師。北海道大学大学院教育学院博士後期課程在籍。修士(教育学)
子安潤[コヤスジュン]
愛知教育大学名誉教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期中退
柏木智子[カシワギトモコ]
立命館大学産業社会学部教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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