出版社内容情報
Brexit後の新時代を迎える英国の地方分権を理解するために
必要な情報を包括的かつ詳細に提供
本書では、Brexit以前から地方分権を進めていた英国の、スコットランド・北アイルランド・ウェールズの3つの分権政府について、各国での基本的な歴史的背景、分権された権限の変化、財政関係、政府間関係、政策的違い等の視点から現在の状況を提供する。
イングランド・スコットランドのみならず、北アイルランド・ウェールズに関する政治・行政・地方分権の経緯等を含めて詳細に記述。
日本の地方分権・公共政策との比較検討のためにも必読の書であるといえよう。
内容説明
Brexit後の新時代を迎える英国の地方分権を理解するために必要な情報を包括的かつ詳細な提供。日本の地方分権・公共政策との比較検討のためにも必読の書。
目次
第1章 序文と前書き
第2章 地方分権の意味と基盤
第3章 地方分権の進展
第4章 財政の分権
第5章 政党と制度
第6章 分権化後の政治制度
第7章 政策の成果:乖離と収束
第8章 地方分権と新しい行政のモデル
第9章 分権、地域主義、パートナーシップ
第10章 政府間関係:協調と軋轢
第11章 結論
著者等紹介
ビレル,デレク[ビレル,デレク] [Birrell,Derek]
アルスター大学応用社会・政策科学部社会・政策学科教授。1970年代より、北アイルランドおよび英国政府、医療・社会ケア、公務員、地方分権、ボランタリーセクター、社会政策・行政機構等の制度・組織・政策形成に関する広範な執筆・研究を行っている。アルスター大学元社会・コミュニティ科学部長、その後政策研究部長を歴任
カーマイケル,ポール[カーマイケル,ポール] [Carmichael,Paul]
アルスター大学応用社会・政策科学部社会・政策学科教授。1989年リーズ・ポリテクニックで経済学と公共政策の優等学位を取得。1992年にストラスクライド大学で公共政策学において博士号を取得。1992年に北アイルランドのアルスター大学に着任し、2005年から2010年まで犯罪学・政治学・社会政策学部長、2010年から2017年まで旧社会科学部長、2017年から2022年まで芸術・人文・社会科学部門副部長(グローバル・エンゲージメント)を務めた。2004年より現職
ヒーナン,デアドレ[ヒーナン,デアドレ] [Heenan,Deirdre]
アルスター大学応用社会・政策科学部社会・政策学科教授。ヒーナン教授は以前、同大学マギー・キャンパスの学術研究推進担当・コミュニケーション担当副学長であった。北アイルランド・生活と時間調査(Northern Ireland Life and Times Survey)の共同設立者であり、元共同ディレクターでもある。2006年、英国高等教育アカデミーの名誉あるナショナル・ティーチング・フェローシップを受賞。2008年には、ESRCのフェローシップを獲得し、9カ月間、、北アイルランド第一大臣・福第一大臣府で政策アドバイザーを務めた。2012年には、アイルランド共和国のマイケル・D・ヒギンズ大統領からアイルランド大統領の国務評議会の委員に個人的に指名された7人のうちの1人である
箕輪允智[ミノワマサトシ]
東洋大学法学部教授。1982年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、東京大学大学院公共政策学教育部修了(公共政策学修士)、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。流通経済大学講師、東洋大学講師、東洋大学准教授、Ulster University,School of Applied Social and Policy Sciences, Visiting Professor(兼)を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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