出版社内容情報
戦闘の主役としての民兵
一次資料を丁寧にひもときながら、シリア紛争の場に現れた様々な民兵の動員メカニズム、民兵による占拠地の統治の実態、シリア政府による親政府民兵の起用が招いた同国の政治構造の変化を明らかにする。
内容説明
戦闘の主役としての民兵。一次資料を丁寧にひもときながら、シリア紛争の場に現れた様々な民兵の動員メカニズム、民兵による占拠地の統治の実態、シリア政府による親政府民兵の起用が招いた同国の政治構造の変化を明らかにする。
目次
第1章 紛争のアクターとしての民兵(方法論と分析の枠組み―何故紛争が起こるのか、何故民兵が動員されるのか?;シリア紛争の勃発と展開)
第2章 シリア紛争に現れた様々な民兵(「イスラーム国」;イスラーム過激派;反体制派諸派;クルド民族主義勢力;親政府民兵)
第3章 民兵と統治(「イスラーム国」の統治;イスラーム過激派諸派、反体制派の統治;クルド民族主義勢力の統治;シリア政府は統治の問題にどう対処したか)
第4章 民兵と政府(シリア紛争勃発前後のシリアの政治構造;民兵を輩出する社会集団と政府(人民議会議員名簿より)
民兵と政府)
著者等紹介
〓岡豊[タカオカユタカ]
1975年生まれ。博士(地域研究)。現在、東京外国語大学総合学術研究院特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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