出版社内容情報
混迷を深める現代社会の問題を解きほぐすためには,
教養知の学びに裏打ちされた知性と人間的態度,とりわけ21世紀社会に応える市民的公共性を育むことが欠かせない.
「教養知とは何か」を思索と多様な実践で提起する
現代社会に求められる教養知の探究はどのように行われているのか.
学生はアイデンティを確立する学びを教養教育で培い,教員は学生に問いかけ,向き合いリフレクションを重ねながらさらに教養知を探索する.
本書は,大学での多様なアプローチによる実践を踏まえた成果を紹介する.
内容説明
現代社会に求められる教養知の探求はどのように行われているのか。学生はアイデンティティを確立する学びを教養教育で培い、教員は学生に問いかけ、向き合いリフレクションを重ねながらさらに教養知を探索する。本書は、大学での多様なアプローチによる実践を踏まえた成果を紹介する。
目次
第1部 教養知とその枠組み(「教養知」の目指すもの;大学生の成長と教養知;自分を解放するための知に出合う―教養知とジェンダー;大学における教養教育の課題についての経験的考察―歴史学からの模索)
第2部 教養知の学びと実践(「格差と教養の戦後史」と「空きコマ」の可能性―「偶然性のメディア」としての教養科目;地域学を創る―生活に根ざす知の実践;大学教育において、“考える力”を再構成する道について;「地域を基盤とした学習」がもたらす教養―知識を地域の文脈に即して調整し市民に育つ;学びほぐしと教養の知―臨床の知と教養の知の交差をとおした社会人の学び;人類の歴史に見られる「教養知」形成への局面―科学史・技術史からの覚書)
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