出版社内容情報
不寛容と格闘したユダヤ人啓蒙哲学者の歴史
ユダヤ教徒のままで、いかにして近代ヨーロッパの市民となるのか。偏見や不寛容と格闘したユダヤ人啓蒙哲学者の姿を明らかにする。
内容説明
ユダヤ教徒のままで、いかにして近代ヨーロッパの市民となるのか。偏見や不寛容と格闘したユダヤ人啓蒙哲学者の姿を明らかにする。
目次
第1部 ユダヤ啓蒙主義とドイツ啓蒙主義の狭間で(モーゼス・メンデルスゾーンとユダヤ啓蒙主義;カントとメンデルスゾーンにおける啓蒙と宗教の関係;スピノザ『神学政治論』からメンデルスゾーン『エルサレム』へ)
第2部 ユダヤ人哲学者の格闘の記録(モーゼス・メンデルスゾーンとユダヤ自治;スピノザとメンデルスゾーン―汎神論論争が抱える「神学・政治問題」;啓蒙思想は魂の不死をめぐって何を問題としたのか;不寛容性を生き抜く技法―メンデルスゾーンとラーヴァター事件;道徳の進歩をどのように理解すべきか―カントとメンデルスゾーンの議論から考える)
第3部 メンデルスゾーンの現代性(世俗と宗教の翻訳可能性;グローバル化時代における寛容;現代寛容論とメンデルスゾーン)
著者等紹介
後藤正英[ゴトウマサヒデ]
1974年宮城県生まれ。博士(文学・京都大学)。現在、佐賀大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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