出版社内容情報
協働と共同から観る人びとの暮らし
昭和初期、丹後の縮緬業は黄金時代を迎えつつあった。丹後縮緬の生産拡大を可能にしたものは何だったのか。血縁・地縁で結ばれた近隣の人々のネットワークが果たした役割とは。日誌などの一次史料を基に丹後の縮緬農家の営みを再構築し、農村における工業化の進展を支えた社会的「制度」の存在に迫る。
内容説明
昭和初期、丹後の縮緬業は黄金時代を迎えつつあった。丹後縮緬の生産拡大を可能にしたものは何だったのか。血縁・地縁で結ばれた近隣の人々のネットワークが果たした役割とは。日誌などの一次史料を基に丹後の縮緬農家の営みを再構築し、農村における工業化の進展を支えた社会的「制度」の存在に迫る。
目次
序章 生日の足日に―課題と方法
第1章 戦間期の丹後縮緬業
第2章 農家経営の動向(1927(昭和2)~1930(昭和5)年度)
第3章 機業活動(1927(昭和2)~1930(昭和5)年度)
第4章 農業活動(1927(昭和2)~1930(昭和5)年度)
終章 機織を兼業とする小農の経営とその再生産―総括と展望
補遺 戦前期における京都の本店銀行
著者等紹介
佐々木淳[ササキジュン]
1962年兵庫県生まれ。現在、龍谷大学経済学部教授、経済学博士(大阪市立大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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