出版社内容情報
人権をめぐる普遍性と多様性の衝突
地域固有の特殊事情や価値観を持つアフリカは、いかにして人権の尊重を達成しようとしているのか。社会学における行動システム理論を用いて分析・展望する。
様々な行動者から成る国際社会では、普遍的な規範と多様な価値観がしばしば衝突する。そのとき我々はいかなる態度を取るべきであろうか。本書は、「普遍性」と「多様性」が衝突した事例としてアフリカにおける「人権の尊重」の問題を取り上げ、その調整過程における地域国際機構の機能について行動システム理論を用いて分析し、解決のモデルを提示する。
内容説明
様々な行動者から成る国際社会では、普遍的な規範と多様な価値観がしばしば衝突する。そのとき我々はいかなる態度を取るべきであろうか。本書は、「普遍性」と「多様性」が衝突した事例としてアフリカにおける「人権の尊重」の問題を取り上げ、その調整過程における地域国際機構の機能について行動システム理論を用いて分析し、解決のモデルを提示する。
目次
序章 現代国際社会における「人権の尊重」
第1章 方法論としての行動システム理論
第2章 パン・アフリカニズムの国際共同体の変動
第3章 アフリカ連合による国際的な人権規範の受容―バンジュール憲章の事例から
第4章 アフリカ連合による国際的な規範への働きかけ―国際刑事裁判所との緊張関係から
終章 地域国際機構の機能
著者等紹介
五十嵐美華[イガラシミカ]
立命館大学大学院国際関係研究科博士課程後期課程修了。博士(国際関係学)。立命館大学衣笠総合研究機構客員協力研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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