出版社内容情報
いまだ充足されていないラテンアメリカの人権問題に迫る
国際人権レジームは,ラテンアメリカで最も保護を必要としている先住民,移民/難民,女性,高齢者などの社会的脆弱層のための法制度や機構の整備にどのような影響を与えているのか.政治学的マクロアプローチ,人類学・社会学的ミクロアプローチにより明らかにする.
内容説明
国際人権レジームは、ラテンアメリカで最も保護を必要としている先住民、移民/難民、女性、高齢者などの社会的脆弱層のための法制度や機構の整備にどのような影響を与えているのか。政治学的マクロアプローチ、人類学・社会学的ミクロアプローチにより明らかにする。
目次
序章 国際人権レジームとラテンアメリカにおける人権保護
第1章 アルゼンチンにおける高齢者保護と国際人権レジーム
第2章 メキシコにおける家事労働者の労働と人権をめぐる権利保障
第3章 メキシコにおける移民/難民の法整備と実態
第4章 国際人権レジームと先住民―ペルーの事例
第5章 ペルー南部アマゾン地域、マドレ・デ・ディオス州における違法金採掘問題と先住民社会の現在―2010年代、事前協議枠組みの編成を見据えつつ
第6章 先住民居住区に生きる人びとと国際人権レジーム―コスタリカの事例
第7章 ベネズエラにおける人権侵害と国際人権レジームの関与
終章 国際人権レジームのラテンアメリカにおける影響
著者等紹介
宇佐見耕一[ウサミコウイチ]
同志社大学グローバル地域文化学部教授、アジア経済研究所名誉研究員。1986年筑波大学大学院修士課程修了。博士(学術)(筑波大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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