出版社内容情報
創業者が語る葛藤の歴史から「経営の本質」を可視化する
創業した企業が成長に伴って課題や危機を克服していく過程を、創業者自らが自己エスノグラフィーとして記述。30年間にわたる自身の経験をデータとして扱い、グレイナー・モデルと対比して企業発展プロセスに新たな可能性を示す。本書は、発展意欲を持つ中小零細企業の経営者にとっても新たな指針の1つとなるであろう。
内容説明
創業者が語る葛藤の歴史から「経営の本質」を可視化する。零細企業の成長段階においてあらわれる「統率の危機」「自主の危機」、当事者にしか描けない突破の軌跡。
目次
第1章 グレイナー・モデルの検討
第2章 研究の方法論としての自己エスノグラフィー
第3章 自己エスノグラフィーとしての創業記―澤田脩一の物語
第4章 自己エスノグラフィーとしての成長記―サワダ精密と従業員の物語
第5章 グレイナー・モデルの第1段階の統率の危機の乗り越え方―澤田脩一の成長
第6章 グレイナー・モデルの第2段階の自主の危機の乗り越え方―従業員の成長
終章 澤田の自己エスノグラフィーからみたグレイナー・モデル
著者等紹介
澤田脩一[サワダシュウイチ]
1947年、兵庫県豊岡市生まれ。地元中学校を卒業してから郷里を離れ、姫路工業大学付属高校卒業後、自動車修理工場勤務・八百屋自営・機械設計勤務・鉄工所勤務と4回転職。1984年、36歳で妻と機械加工部品を制作するサワダ精密を創業後、30年間経営に従事。五十数名規模の会社となったところで息子に後継を託した。2013年65歳で取締役会長に就任したことを機に、翌年兵庫県立大学MBAに入学、続いて後期博士課程に進み、論文のテーマを自身が携わった自社の成長記録とした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- リーダーはじめてものがたり 幻冬舎単行本
-
- 和書
- 乱反射