出版社内容情報
モデルネという未完のプロジェクト――遂行するカギはコミュニケーション
コミュニケーションは、モデルネという未完のプロジェクト――規範の普遍主義的な基盤の実現を成し遂げることができるのか。アーレント、バトラー、ハーバーマス、カントの議論を手がかりとして、コミュニケーションの持つ可能性とプロジェクト遂行の道を探る。
内容説明
コミュニケーションは、モデルネという未完のプロジェクト―規範の普遍主義的な基盤の実現を成し遂げることができるのか。アーレント、バトラー、ハーバーマス、カントの議論を手がかりとして、コミュニケーションの持つ可能性とプロジェクト遂行の道を探る。
目次
序論
第1部 カントのコミュニケーション論的転回(カントとハーバーマスにおけるシニシズム批判;カント「嘘」論文における啓蒙とコミュニケーション論の可能性;カントにおけるポスト慣習的道徳とコミュニケーションの可能性 ほか)
第2部 人権とコミュニケーション(連帯と人民主権についての実体論的理解;多様な利害と手続き主義;介入と人権 ほか)
第3部 異議申し立てとコミュニケーション(ハーバーマスの「曲解」と首尾一貫したアーレントの思想―「活動」から「共同体感覚」までを批判する試み;いかにうまくトラブルを起こすか;どのようにして異議申し立てを行うか ほか)
著者等紹介
舟場保之[フナバヤスユキ]
1962年東京生まれ。現在、大阪大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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