出版社内容情報
ルソーの思想・理論は,身分・階級・性別を超えた幾多の人々にさまざまな形で受容され,あるいは激しい非難・批判に晒された.そして,ルソーの活動期から250年以上経過した現在に至るまで広く影響を及ぼし続けている.現代の錯綜した諸問題に対し,本書はルソーの思想・理論からダイナミックに迫る.
内容説明
ルソーの思想・理論は、身分・階級・性別を超えた幾多の人々にさまざまな形で受容され、あるいは激しい非難・批判に晒された。そして、ルソーの活動期から250年以上経過した現在に至るまで広く影響を及ぼし続けている。現代の錯綜した諸問題に対し、本書はルソーの思想・理論からダイナミックに迫る。
目次
第1章 自然・人間・労働―ルソー対マルクス
第2章 一般意志で動く国家―ルソー/ヘーゲル/マルクス
第3章 ルソーの人民集会論とフランス革命―ルソー対ロベスピエール
第4章 経済的自由と生存権の起原―ル・シャプリエ法を通して
第5章 討論と投票、団体と個人―ミル対ルソー
第6章 既存宗教・市民宗教は人間を自由にするのか
第7章 権力・戦争・歴史―フーコー対ルソー
第8章 ヨーロッパ新秩序構想―18世紀から現代へ
著者等紹介
鳴子博子[ナルコヒロコ]
1957年東京都生まれ。中央大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。岐阜聖徳学園大学教育学部准教授を経て、中央大学経済学部・同大学院経済学研究科教授、同大学社会科学研究所所長。社会思想史・政治思想史・ジェンダー論専攻。博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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