「大東亜共栄圏」における南方国策移民―「南方雄飛」のゆくえ

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「大東亜共栄圏」における南方国策移民―「南方雄飛」のゆくえ

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  • サイズ B5判/ページ数 217p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771037205
  • NDC分類 334.51
  • Cコード C3021

出版社内容情報

戦時南方移民の本格的研究!
「大東亜共栄圏」の「建設」をうたい、「異民族との共存共栄」をタテマエとした聖戦イデオロギーを、同時代の現実を生きる人びと―民衆はどのように受容し、あるいは受容せずにどう行動したのか。
人びとが南方を目指した1940年代――
南方開拓の「拓士」として養成された青年たちは
「大東亜共栄圏」を建設できたのか
本書が光を当てる「南方国策移民」は、知識人でも植民地主体でもない、日本人の一〇代後半から二〇歳前後のセミ・エリート青年である。日本人のなかでは〈加害─被害〉の両側面を合わせ持つグレーゾーンに立たされていた。
限られた拓務省の公刊史料を中心に政府が進めた南方移民政策をたどり、政策に応じて「南方雄飛」を目指した個人が、どのように「大東亜共栄圏」建設の一翼を主体的に担ったのか、その内実に迫る。

内容説明

本書が光を当てる「南方国策移民」は、知識人でも植民地主体でもない、日本人の10代後半から20歳前後のセミ・エリート青年である。日本人のなかでは“加害―被害”の両側面を合わせ持つグレーゾーンに立たされていた。限られた拓務省の公刊史料を中心に政府が進めた南方移民政策をたどり、政策に応じて「南方雄飛」を目指した個人が、どのように「大東亜共栄圏」建設の一翼を主体的に担ったのか、その内実に迫る。

目次

序章 「南方国策移民」という問い
第1部 南方国策移民政策とその教育(拓務省の南進;拓南塾―企業社員の養成;拓南練成所―農業技術者の養成)
第2部 南方国策移民の活動(南方国策移民になる―ある拓南塾生の「錬成」経験;南方国策移民の南方経験―日本占領下のフィリピン;補論 断裂する日本占領下の記憶―グアム・チャモロの人びとと旧日本軍)
終章 「南方雄飛」のゆくえ

著者等紹介

大久保由理[オオクボユリ]
1972年福岡県生まれ。熊本大学大学院文学研究科史学専攻文化史学専修修了、日本女子大学大学院人間社会研究科現代社会論専修博士課程後期満期退学。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員(PD)、日本女子大学人間社会学部助教を経て、現在、早稲田大学客員研究員、千葉大学・東京外国語大学大学院兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

22
日本帝国の研究では近年、人の移動をベースに「下から」の視点で歴史を再構築するものが散見される。本書もその一つ。南進政策に伴い、南方の資源獲得と「大東亜共栄圏」で唱導された異民族異文化の人々を統合する目的で、南方の企業へ派遣された青年男子たちに焦点を当てる。拓務省が設立した人材養成機関を卒業し、東南アジアやミクロネシアへ派遣された彼らは、帝国の支配者によって利用された被害者である反面、占領地行政で現地住民の「指導」を直接行った加害者の両面を背負わされる。現地の過酷な歴史をいかに記憶するかも問われている。2023/12/16

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