コモンズのガバナンス―人びとの協働と制度の進化

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コモンズのガバナンス―人びとの協働と制度の進化

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  • サイズ B5判/ページ数 305p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771037083
  • NDC分類 334.7
  • Cコード C3033

出版社内容情報

政府でもなく、市場でもない、コモンズの可能性
人びとが共有する資源(コモンズ)の安定的な管理には、政府の介入か私有化しかないという定説に異を唱え、人びとによる自治が着目されるさきがけとなった不朽の名著。2009年ノーベル経済学賞受賞、待望の翻訳!

内容説明

政府でもなく、市場でもない、コモンズの可能性。人びとが共有する資源(コモンズ)の安定的な管理には、政府の介入か私有化しかないという定説に異を唱え、人びとによる自治が着目されるさきがけとなった不朽の名著。2009年ノーベル経済学賞受賞、待望の翻訳!

目次

第1章 コモンズを見る視点
第2章 共的資源をめぐる自己組織化と自治に関する制度分析
第3章 長期にわたって持続的で自律的な共的資源の管理
第4章 制度変化の分析
第5章 制度の失敗および脆弱性の分析
第6章 自律的な共的資源管理の分析枠組み

著者等紹介

オストロム,エリノア[オストロム,エリノア] [Ostrom,Elinor]
1933~2012。1933年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で政治学博士号を取得。インディアナ大学教授、アメリカ芸術科学アカデミー会員、アメリカ政治学会会長、国際コモンズ学会会長、全米科学アカデミー会員などを歴任。夫であるヴィンセント・オストロム教授とともに、インディアナ大学の政治理論と政策分析ワークショップ(Workshop in Political Theory and Policy Analysis)を設立し、代表を務める

原田禎夫[ハラダサダオ]
同志社大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学、博士(経済学)。現在、大阪商業大学公共学部准教授、特定非営利活動法人プロジェクト保津川代表理事。専門は公共経済学

齋藤暖生[サイトウハルオ]
京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了、博士(農学)。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林講師。専門は森林政策学、森林文化、植物・菌類民俗

嶋田大作[シマダダイサク]
京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。現在、龍谷大学農学部准教授。専門は環境経済・政策学、農林経済学、コモンズ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえぽん

50
女性初ノーベル経済学賞受賞者によるコモンズ共同管理の実証・理論に係る研究。日本の入会、フィリピンの水利、カナダの漁場など豊富な成功・失敗事例を基に、自律的な共的資源管理に関する分析枠組みを提示。最大で1.5万人という小規模集団に限定されるものの、日本の地域に根付いている入れ子状組織が組織化の費用低減に役立つとした点や、市場と政府のみに依拠する社会科学者の分析モデルは中央集権化を助長するとした点など、デジタル化・原子化が進む現代においても傾聴に値する。人口減少時代の資源管理にも有効な手法を模索すべきだろう。2024/06/23

壱萬参仟縁

40
共的資源とは?(35頁~) common-pool resourcesとは、自然もしくは人工的な資源システムのうち、ある程度の規模を持ち、それがもたらす便益からある者を排除することが困難なもの(36頁)。資源システムと資源ユニット。組織とは、さまざまな行動を秩序付けるように変化し続ける。実行すべき行動の順序を定めることによって成り立っている(46頁)。日本の平野村、長池村、そして山中村:マッキーンは財産法沿革を概観。コモンズを統制する取り決め、監視の取り決めおよび制裁を論じている(79頁)。2024/12/24

shin_ash

9
リフキンの限界費用ゼロ社会に紹介されていたので読んでみた。内容的には「コモンズの悲劇」を回避する為の当事者による自律的なガバナンスに関する研究の解説で、原書は1990年初版の様である。約30年後の翻訳ではあるが現代でも十分通用する内容であり類書は少ない良書であると感じる。地球環境をはじめコモンズの劣化が強く意識される今日に置いて、地道にあるべき姿を模索するには必須であろう。一方、類書の少なさや翻訳にかかった時間を考えると、この様なテーマの提起自体が大変困難を伴うのであろう。また、明確に「コモンズ」とは言い2023/02/19

takao

2
ふむ2024/09/25

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