出版社内容情報
カント未完の遺稿著作『オプス・ポストゥムム』にもとづき「移行」の根本的な問題点と、なぜ「移行」を完成しえなかったかを考察。基本的なカント哲学体系の構想を明確にしつつ矛盾だらけとも思える『オプス』の問題点をここに絞り得た!
内容説明
カント未完の遺稿著作『オプス・ポストゥムム』にもとづき「移行」の根本的な問題点と、なぜ「移行」を完成しえなかったかを考察。基本的なカント哲学体系の構想を明確にしつつ矛盾だらけとも思える『オプス』の問題点をここに絞り得た!
目次
第1章 一般形而上学と媒介機能
第2章 特殊形而上学とその形而上学的諸原理
第3章 カントの動力学
第4章 ニュートンとカントにおけるエーテル仮説
第5章 これまでの「移行計画」についての諸解釈と実践領域における移行
第6章 「第三批判」における移行問題(1)
第7章 「第三批判」における移行問題(2)
第8章 超越的領域と超越論的領域
著者等紹介
菊地健三[キクチケンゾウ]
秋田県生まれ。専修大学大学院博士後期課程修了。現在、専修大学文学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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