聖家族の終焉とおじさんの逆襲―両大戦間期ドイツ児童文学の世界

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  • サイズ B5判/ページ数 270p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771036543
  • NDC分類 909
  • Cコード C3098

出版社内容情報

「父なき社会」に現れた“陽気なおじさん”
忍び寄るヒトラーの影と新たな家族像の模索
子どもの成長に寄り添う自由で風来坊なおじさんとは何者か
両大戦間期のドイツ児童文学では,大都市に暮らす子どもを主人公に,近代市民家族モデルに代わる新たな家族像やジェンダー観が模索されるようになる.父なき家庭で子どもに寄り添ったのは,自由で風来坊なおじさんだった.ナチスが台頭しつつある時代に,おじさんが提示したオルタナティブな生き方とは.本書では,これまで紹介されてこなかった多数の作品・作家とともに検討する.

内容説明

両大戦間期のドイツ児童文学では、大都市に暮らす子どもを主人公に、近代市民家族モデルに代わる新たな家族像やジェンダー観が模索されるようになる。父なき家庭で子どもに寄り添ったのは、自由で風来坊なおじさんだった。ナチスが台頭しつつある時代に、おじさんが提示したオルタナティブな生き方とは。本書では、これまで紹介されてこなかった多数の作品・作家とともに検討する。

目次

両大戦間期とおじさんをめぐる研究前史
第1部 おじさん文学論(おじさん文学論に向けて;旅するおじさんの文学;旅するおじさん文学として読むケストナー『五月三五日』;プロレタリア児童文学に見る父殺しとおじさんの交換;父なき家庭の母娘あるいはおばさん文学の(不)可能性)
第2部 聖家族から遠く離れて(季節はずれのクリスマス―一九三三年ドイツのふたつのクリスマス児童文学;ベルリンを移動する子どもたち;ロマの子との接点;父の世界を継ぐ娘―ナチス少女文学が生まれる時)
ヒトラーユーゲントに至る病とおじさんの効能

著者等紹介

佐藤文彦[サトウフミヒコ]
1973年、和歌山県生まれ。2005年、インスブルック大学大学院博士課程修了(Dr.Phil,)。現在、金沢大学国際基幹教育院准教授。専門分野は近現代ドイツ・オーストリア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いきもの

4
WW1とWW2の両大戦間のドイツ、帝国の崩壊と小帝国であった父権家族の衰退。そこへ現れるオルタナティブな生き方を提示するおじさん。児童文学を分析しながら少年、少女、父、母、おじさんをめぐる世相を探る。やがてくるヒトラーユーゲント的児童文学への対抗としてのおじさんに希望を見出す。2025/01/05

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