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出版社内容情報
四国遍路から近世後期の人びとの信心を考察。
江戸時代の民衆は、どのような意識に支えられて四国遍路に赴いたのか。阿波国半田村の商人酒井弥蔵と、阿波国で行倒れた多数の行倒れ遍路に着目しつつ、当時の民衆の関心や課題意識にも迫りながら明らかにする。
内容説明
四国遍路から近世後期の人びとの信心を考察。江戸時代の民衆は、どのような意識に支えられて四国遍路に赴いたのか。阿波国半田村の商人酒井弥蔵と、阿波国で行倒れた多数の行倒れ遍路に着目しつつ、当時の民衆の関心や課題意識にも迫りながら明らかにする。
目次
序章 四国遍路研究の成果と課題
第1部 地域文化のなかの四国遍路―阿波半田商人酒井弥蔵の風雅と信心(近世後期の遍路日記に関する基礎的考察―酒井弥蔵の「旅日記」を例に;四国遍路の旅にみる信心と俳諧―酒井弥蔵を例に;民衆の信心と地域文化―酒井弥蔵の旅と俳諧・石門心学;民衆の旅に見る歴史人物への関心と庶民文化―阿波半田商人酒井弥蔵の旅を通して)
第2部 行き倒れ人からみえる遍路(近世後期阿波における行き倒れ人と村の対応―四国遍路の扱いをめぐって;行き倒れ人関係史料にみえる遍路―近世後期阿波を事例に)
終章 近世後期の四国遍路からみえる民衆意識
著者等紹介
西聡子[ニシサトコ]
1983年東京都生まれ。現在、市原歴史博物館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。