出版社内容情報
不可視化された実践に目をむけ、ライブハウスという場を再発見する
閉鎖的で非合理な「場」として語られるようになったライブハウス。社会の周縁へと押しだされながらも、その場へ集う人びとの実践を考察することで、協働的な「自分達にとっての価値」が生まれる道程を捉える。
内容説明
不可視化された実践に目をむけ、ライブハウスという場を再発見する。閉鎖的で非合理な「場」として語られるようになったライブハウス。社会の周縁へと押しだされながらも、その場へ集う人びとの実践を考察することで、協働的な「自分達にとっての価値」が生まれる道程を捉える。
目次
序章 ライブハウスを問う/ライブハウスから問う
第1章 ライブハウスへの視点の変遷と音楽実践の変容
第2章 「歩く者」から見る現在の小規模ライブハウス―不可視化された実践への視座
第3章 ライブハウスに根付くこと―HOLと“常連”を事例として
第4章 多義化するライブハウス―“常連”によって再創造される場
第5章 内閉性の力学―市場原理と贈与交換のブリコラージュ
第6章 ライブ・パフォーマンスから立ち上がる“その場”―反復のなかの差異の生成を支えるもの
終章 「生きられる場」としてのライブハウス
著者等紹介
生井達也[ナマイタツヤ]
1984年茨城県生まれ。2012年成城大学文芸学部文化史学科卒業。2014年成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻修了。2018年関西学院大学大学院社会学研究科単位取得退学、博士(社会学)。現在、国立民族学博物館外来研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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