内容説明
現代日本の高学歴独身女性たちはどのようにライフコースを歩み、切り開いているのか。居住地や地域移動は彼女たちのキャリア選択をどのように分岐させるのか。就職・転職・親子関係と結婚をトピックに、20‐30代女性への反復的インタビュー調査結果から分析。これからのライフコースに悩みや不安を抱えている人のための一冊。平成30年度公益社団法人程ヶ谷基金「男女共同参画・少子化に関する顕彰事業」論文部門優秀賞受賞。
目次
序章 本書の背景と目的
第1章 ポスト青年期はいかに捉えられてきたのか
第2章 島根県と首都圏における追跡インタビュー調査
第3章 学生から社会人へ
第4章 職業キャリアの展開
第5章 親との関係調整と「自立」
第6章 「結婚」をめぐる期待と葛藤
終章 高学歴女性のポスト青年期移行
著者等紹介
郭麗娟[カクレイケン]
1980年中国寧夏回族自治区銀川市生まれ。2006年島根大学法文学部言語文化学科卒業、学士(言語文化)。2008年島根大学大学院人文社会科学研究科言語・社会文化専攻修了、修士(言語文化)。2010年東京学芸大学大学院教育学研究科社会科教育専攻修了、修士(教育学)。2018年お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程修了、博士(社会科学)。お茶の水女子大学基幹研究院研究員、東京家政大学、大妻女子大学、國學院大學の非常勤講師を経て、お茶の水女子大学グローバルリーダーシップ研究所特任講師、専門社会調査士。専門は、家族社会学、ジェンダー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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