内容説明
看護の喜びも、失敗も、反省も、対策も、教訓も、現場の経験をみんなで共有しよう。看護体験談から得られた豊かな学び。
目次
1部 体験談の分析方法と本書の目的(体験談の分析方法について;本書の目的)
2部 看護体験談の紹介と分析・すくいあげられた「現場の看護の知」(終末期の患者さんとの短時間の面談をいかにして効果的におこなうべきか、迷い続けるA看護師の事例;終末期の40代G氏の気持ちを優先した結果、急性期病棟で最期を看取ることになったB看護師の事例;同年代の終末期の患者への看護実践がうまく出来ず、看護師としてのアイデンティティが揺らいだC看護師の事例;「治療によって奇跡が起こり、私は治る」と信じる終末期の女性患者に声掛けの難しさを学んだD看護師の事例;終末期の80代の父親を大切にする家族との人間関係に苦慮されたE看護師の事例)
3部 看護体験談から「現場の看護の知」をすくいあげるという本研究の意義、及びレリヴァンス概念の追加の説明とシュッツの言語理論(看護体験談から「現場の看護の知」をすくいあげるという本研究の意義;レリヴァンス概念の追加説明とシュッツの言語理論)
著者等紹介
山中恵利子[ヤマナカエリコ]
1951年大分県生まれ。最終学歴、立命館大学大学院社会学研究科応用社会学専攻博士後期課程満期退学。元大阪信愛学院短期大学看護学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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