内容説明
中国では教育機会の保障と均衡ある発展を目指し、1986年に義務教育法が制定された。驚異的な経済発展とともに生じた地域格差、教育格差が社会問題となるなか、教育は質への転換が図られていくことになる。しかし、多くの教育政策・制度は実現されず教育現場で変容する事態を生んでしまう。本書は、教育関連法の改革のみならず法治の問題にも触れつつ、質の高い義務教育実現に向けての課題を考える。また、教育現場への調査から中国社会の実態を知ることができる興味深いアンケート、インタビューを収録。
目次
序章 中国における義務教育
第1章 中国義務教育の関連法制
第2章 義務教育法とその改正
第3章 義務教育の発展の現状
第4章 義務教育の実態とその問題点
第5章 義務教育に関する実証的・法的考察
終章 中国における義務教育の展望
著者等紹介
金海燕[キンカイエン]
1979年生まれ。山口大学大学院東アジア研究科博士後期課程修了。現在、中国桂林理工大学外国語学院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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