内容説明
歓喜や希望の水面下にうごめく政治的、経済的思惑を暴き、若者の教育やジェンダー、アスリートの権利など人権的な視点からも鋭く切り込むことで、これからのスポーツメガイベントのあり方を問う。
目次
第1章 序文と背景
第2章 オリンピックへの抵抗
第3章 スポーツと政治を混合しない
第4章 オリンピック産業のインパクト
第5章 改革―「名声を取り戻す」
第6章 アスリート、政治、抗議
第7章 スポーツを通じた若者の教育
第8章 アスリートの権利、アスリートの人生
第9章 ジェンダー方針―課題と対応
第10章 オリンピック―「福祉プログラムではなくベンチャービジネス」
著者等紹介
レンスキー,ヘレン・ジェファーソン[レンスキー,ヘレンジェファーソン] [Lenskyj,Helen Jefferson]
トロント大学(カナダ)名誉教授。1980年代からスポーツとジェンダー研究、スポーツとセクシュアリティ研究のパイオニアとして活躍。トロントが候補都市となった1996年オリンピック大会の分析を通じて、スポーツ・メガイベントの社会への負の影響について研究を始める。オリンピックの水面下で起こる人権侵害や教育の問題について、フェミニストとして多角的で鋭い批判的研究を行っている
井谷聡子[イタニサトコ]
関西大学文学部准教授。トロント大学オンタリオ教育研究所・博士(Ph.d)。専門はスポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究
井谷惠子[イタニケイコ]
京都教育大学名誉教授。兵庫教育大学連合大学院連合学校教育学研究科・博士(学校教育学)。専門は体育科教育学・体育・スポーツにおけるジェンダー研究。平成28年度日本体育学会学会賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わん子
manabukimoto
ちり
ms
澄川石狩掾