内容説明
哲学と宗教、国家と歴史、芸術と神話、東アジアとポストモダン、生と死の倫理について、古今東西さまざまな切り口で「教養」を深めるための書評集。
目次
第1部 哲学と宗教(形而上学への道―久保陽一『初期ヘーゲル哲学研究』;精神の外化と内化―小島優子『ヘーゲル 精神の深さ』;十字架の哲学―青木茂『ヘーゲルのキリスト論』)
第2部 国家と歴史(国家論の復活と再考―フランツ・ローゼンツヴァイク『ヘーゲルと国家』;発展史から文化接触説へ―権左武志『ヘーゲルにおける理性・国家・歴史』;世界像の反歴史性―神山伸弘編『ヘーゲルとオリエント』)
第3部 芸術と神話(美しき、魅力ある誤り―山口和子『後期シェリングと神話』;ポリフォニーの芸術哲学―松山壽一『造形芸術と自然』;なぜ世界は存在しないのか?―ガブリエル/ジジェク『神話・狂気・哄笑』)
第4部 東アジアとポストモダン(レーニンを脱構築する中国哲学―張一兵『レーニンへ帰れ』;東アジアに哲学はあるのか?―牧野英二編『東アジアのカント哲学』;「ことば」の日本哲学―藤田正勝『九鬼周造』)
第5部 生と死の倫理(「一者」に向かう倫理学―座小田豊・栗原隆編『生の倫理と世界の論理』;自然災害と科学技術による人災―座小田豊編『自然観の変遷と人間の運命』;生命の倫理から死の哲学へ―加藤尚武『死を迎える心構え』)
著者等紹介
寄川条路[ヨリカワジョウジ]
1961年、福岡県生まれ。ドイツ・ボーフム大学大学院修了、文学博士。元・明治学院大学教養教育センター教授。専門は思想文化論。日本倫理学会和辻賞、日本随筆家協会賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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