内容説明
「支援戦略」のグランド・デザインを描くことへのチャレンジ。従来の支援戦略に残された「狭間」問題に着目し、これを埋める「協働モデル」という第三の新たな支援戦略を理論的・実証的に提示。これを通して「協働」概念を基礎理論の視座として形成し、社会サービスの促進における協働の具体的な機能とメカニズムを明確にする。
目次
第三の支援戦略としての「協働モデル」
第1部 「協働」をめぐる理論枠組み構築(協働という理論視座―社会サービスの新たな見方;協働という概念への理論的再考―コ・プロダクションの意味と原理;協働にアプローチする方法の探索―サービス・ブループリンティングに基づく改良)
第2部 問題解決における「協働モデル」の実際(「協働モデル」を検証するための焦点化―排除された若者の生活自立問題を手がかりに;「協働モデル」の展開事例(京都自立就労サポートセンターによる「ステップアップ就労」;暮らしづくりネットワーク北芝による「コーヒー焙煎プロジェクト」;滋賀の緑創造実践センターによる「ハローわくわく仕事体験」))
「協働モデル」への検証結果
著者等紹介
史邁[シマイ]
1989年中国山東省生まれ。2020年同志社大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。現在、清華大学公共管理学院助理研究員・博士(社会福祉学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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