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内容説明
時間が流れるとはどういうことか。時間は本当に流れているのか。西田幾多郎は合理的に理解可能な一つの「世界」を描いた。「永遠の今の自己限定」に帰着するその全貌を解読する。そしてそこから、西田哲学が封印したもう一つの時間論が浮上する。
目次
第1部 西田哲学を解読する(西田哲学は汎神論か;すべての経験は純粋経験である;主観と客観の迷宮;創造的世界と「主体性」の問題;歴史的世界の時間と物理的世界の時間;西田哲学と宗教;総括と展望―汎神論をめぐる思想史的スケッチ)
第2部 西田哲学の彼岸へ(インド仏教における時間非在論―ナーガールジュナの世界;時間幻想―インド仏教との共鳴;仮想世界の起ち上がり―“日常”と“科学”の現象学)
著者等紹介
重久俊夫[シゲヒサトシオ]
1960年生まれ。東京大学文学部(西洋史)卒。研究分野は、哲学・比較思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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