内容説明
「慣習尊重」と「同化」―植民地裁判において錯綜するこの二つの判断を分岐させた指標は、やがて朝鮮での日本近代法の「実験」を促す拠り所となった。本書は、帝国日本のもとで展開した日本統治時代における朝鮮の民事裁判を、実際の判決資料から分析する。
目次
序章 帝国日本からみた植民地法史
第1章 植民地朝鮮の司法環境
第2章 朝鮮の戸主権をめぐる司法判断と同化―「家」の位相をめぐって
第3章 朝鮮の親族集団をめぐる司法判断と同化―朝高一九二八年四月一三日判決を中心に
第4章 祭祀権をめぐる「近代法」化―朝高一九三三年三月三日判決の再考
第5章 朝鮮司法における同化の意義―先例としての朝高一九二四年一〇月三日連合部判決
補論 談合詐欺罪をめぐる「法の権衡」―朝高一九三六年二月一七日刑事部判決をめぐって
結論
著者等紹介
岡崎まゆみ[オカザキマユミ]
2013年明治大学大学院法学研究科博士後期課程中退。2017年博士(法学)。現在、立正大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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