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内容説明
人として生きるということは、意味を着たり脱いだりしているということ。ファッションは時代と環境のなかで常に変化していくけれど、変わらないことがある。衣服はからだの枠組みを作り、こころを着て他者に呼びかけ、空虚な中心のわたしの分身。こころは服を着るからだ。奥行きのファッション論へ。
目次
序論 着ることと脱ぐことの間―パジャマのままで走ってきたの
第1章 人を着ているとは言えないだろうか
第2章 北園克衛とファッション
第3章 林芙美子『女家族』にみる日本の西洋文化の受容
第4章 現代イギリスファッションにおけるキモノ文化受容
第5章 袈裟とファッション
第6章 智慧としてのファッション―こころは服を着るからだ
結論にかえて 我着る、ゆえに我あり
詩「真夏の星座」(小野原教子)
マンガ「きぼうまめ」(森元暢之)
Preface for English Part
著者等紹介
小野原教子[オノハラノリコ]
大阪市生れ。兵庫県立大学国際商経学部准教授。文化記号論、ファッション研究。京都大学大学院人間・環境学研究科修了、博士(人間・環境学)。旭化成繊維マーケティング部、旭化成テキスタイル販促コーディネーター、ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン人類学研究科名誉研究員、ヴィクトリア&アルバート博物館、パリ市モード博物館(ガリエラ宮)客員研究員を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。