内容説明
戦前の自由主義者たちは、満州事変から太平洋戦争にいたる軍国主義の流れとどのように闘い、そして敗れたのか。戦間期の言動の軌跡と時代背景の歴史的・多面的分析を通して、彼らの勇気と栄光、失敗と蹉跌の理由を明らかにし、現代世界への教訓を導き出す。
目次
序章 戦前日本のリベラリズム
第1章 政治 大衆民主主義がもたらした軍国主義
第2章 経済 戦間期経済の諸問題
第3章 社会 中間集団の可能性と現実
第4章 文化 「文化的真空」の帰結
終章 リベラリズムの現在へ
補論1 金本位制下の国際マクロ経済模型―2国のケース
補論2 自由貿易をどう擁護するか
著者等紹介
佐藤光[サトウヒカル]
1949年北海道生まれ。1975年東京大学大学院経済学研究科博士課程中退。大阪市立大学大学院経済学研究科教授などを経て、大阪市立大学名誉教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。