内容説明
『純粋理性批判』を中心とするカントの認識論を、現時点で最新のシステム論であるオートポイエーシス論の認識論と比較検討し、さらに脳科学、認知心理学など現代の認知科学の成果を採り入れることによって、認識論の完成を目指す!
目次
第1章 オートポイエーシス論
第2章 理性と認識システム
第3章 批判と二つの視点
第4章 自我とシステム
第5章 感覚と撹乱
第6章 カテゴリーと概念コード
第7章 物自体と認識システムの環境
第8章 超越論的観念論とラディカル構成主義
第9章 超越論的自由と自律性
著者等紹介
山下和也[ヤマシタカズヤ]
1965年東京生まれ。1995年京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1999年ボン大学哲学科博士課程修了。2001年ボン大学哲学博士(Ph.D.)。現在、愛知大学法学部准教授(2011年より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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