内容説明
国際政治の“変化”はいかにもたらされるのか。その“変化”をどのように捉えることができるのか。分析にあたって不可欠なのは、“変化”がどのレベルの変化なのかを見究めることである。国際関係論の理論動向をたどり、その歴史と現状を精緻に考察する。
目次
国際政治の“変化”を見る眼
変化するリアリズム―ネオクラシカル・リアリズムの“発見”
国際システムそのものを俯瞰する
大国間戦争後の国際秩序―ソフト・ピースかハード・ピースか
帝国の興亡史―古代から現代まで
脱植民地化と冷戦、グローバル・サウス
米中ソの三角関係の変容とアジアの戦争
アメリカ外交の変化と知識人
冷戦の終結とその後―終わり方とその後の論争をめぐって
地政学の復活か?―二一世紀の国際秩序
二一世紀の国際秩序の行方?
著者等紹介
島村直幸[シマムラナオユキ]
1970年東京生まれ。獨協大学外国語学部卒業。一橋大学大学院博士後期課程満期退学。博士(法学)。専攻は、アメリカ政治外交(史)、国際関係論。2011年から、杏林大学総合政策学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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