内容説明
鉄道が紡ぐ商業とまちの歴史。鉄道と商業の関係について多角的に明らかにする一冊。鉄道史研究と商業史研究の系譜、鉄道企業家のビジネスモデル、商業従事者と鉄道の関係、鉄道の商業地・空間に及ぼす影響など、資料から新しい事実に迫る。
目次
1 「鉄道史」と「商業史」についての融合的研究
2 小林一三の再評価―箕面有馬電気軌道の創業時を中心に
3 立地と規模から見た商業の変化の交通との関係―名古屋市を事例として
4 戦前期盛岡における百貨店の展開と旅関連催事―ジャパン・ツーリスト・ビューローと呉服系百貨店
5 ターミナルデパートの素人経営を編み出した阪急百貨店
6 阪急百貨店の経営戦略を受け継いだ東西の百貨店―東横百貨店、岩田屋、天満屋、名鉄百貨店
7 鉄道と行商
8 大阪の鉄道と地下街
9 戦災復興と駅前商業空間の形成―姫路民衆駅を事例に
10 駅前商業空間の発展―姫路民衆駅と地元商業の関係
著者等紹介
井田泰人[イダヨシヒト]
1969年生まれ。近畿大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、近畿大学短期大学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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