自由への道―逃亡奴隷ハリエット・タブマンの生涯

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  • サイズ A5判/ページ数 482p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771031463
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1023

内容説明

逃亡奴隷として自由の地に渡ったハリエット・タブマンは、自ら逃亡支援の秘密組織「地下鉄道」の先導者となった。また南北戦争ではスパイとして北軍の勝利に貢献し、戦後は女性権利獲得運動を支援し、そして何よりも不幸な運命を背負った黒人同胞のために命をささげ、福祉施設建設という長年の夢を実現した―本書は南部史家による、そのような黒人女性の伝記である。

目次

奴隷として生まれる
エジプトの地で大人になる
自由への旅立ち
自由州にて
自由線
黒人同胞のモーセ
カナダへの亡命
カナンの地における試練
ハーパーズ・フェリーの交差路にて
立ち上がれ、兄弟たちよ
ほろ苦い勝利
最後の戦い

著者等紹介

クリントン,キャサリン[クリントン,キャサリン] [Clinton,Catherine]
アメリカ合衆国ワシントン州シアトル生まれ。カンザス州カンザスシティで育つ。テキサス大学サンアントニオ校(The University of Texas at San Antonio)歴史学科教授。1973年、ハーヴァード大学でアフロ・アメリカン・スタディーズ学士号を取得。1974年、英国サセックス大学でアメリカン・スタディーズ修士号を取得。1890年、プリンストン大学で歴史学博士号を取得。以後、ハーヴァード大学、ブラウン大学、ウェズリアン大学、ブランダイス大学、リッチモンド大学、ニューヨーク市立大学バルーク校、シタデル大学(サウスカロライナ軍事大学)などにて、歴史やアフリカン・アメリカン・スタディーズの講義を受け持つ。1991年に教職を離れ、研究・執筆活動に専念(教職を離れたのは子育てに専念するため)。2006年から2014年、クイーンズ大学ベルファスト(北アイルランド)にて教職に復帰。そして2014年からテキサス大学サンアントニオ校歴史学科教授を務め、現在に至る。2015‐16年には「南部歴史学会」(Southern Historical Association)会長を務める

廣瀬典生[ヒロセノリオ]
1948年11月奈良県生まれ。関西学院大学名誉教授。博士(文学)。アメリカ文学・文化専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

21
黒人解放運動・女性の権利獲得運動に尽力したハリエット・タブマンの生涯。自由を求め逃亡奴隷となりカナダへの亡命を果たした後、家族や奴隷の境遇に苦しむ同胞を北部へ逃すため、「地下鉄道」の活動に従事。南北戦争では、北軍の軍事任務として偵察部隊や諜報部隊を組織。一貫した博愛主義者でもあったようだ。本書の特徴は、19世紀米国の奴隷解放運動の全体像も概観できる事。◇本書を読んでいる間、昔、ボストンのアフリカン・ミーティング・ハウスの場所がすぐに分からず、一人ビーコンヒルを歩き回った苦い思い出が蘇った。😂2019/10/14

もも

0
読んだのは新装版の児童書なのだが見当たらないのでこちらで登録。黒人奴隷の扱いは想像を絶する恐ろしさで、多くの日本人はこれを知らないのかとおもうと歴史教育についても考えさせられた。「人間だと思われていなかった」とはどういうことなのかを突きつけられる。人間とはここまで恐ろしくなれるのだという戒めとして、知られるべき、忘れてはいけない実態。2019/10/07

ぶどう

0
地下鉄道という組織がどんなものか、アメリカの奴隷制度がどんなに酷いことだったか知ることができる。2019/12/16

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