内容説明
ヤスパース哲学は「倫理学」といえるのか。「倫理学」からは一歩距離を置いていたヤスパース哲学を、実存的な“訴えかけの倫理”として浮き彫りにすることにより、そのアクチュアリティーを問い直す試み。ヤスパース倫理思想の新たな相貌に光を当てる。
目次
序論
第1章 「倫理学」としてのヤスパース哲学
第2章 “実存倫理”のメルクマール
第3章 “実存倫理”と“普遍倫理”の両極的弁証法
第4章 “実存倫理”から“理性倫理”へ
第5章 補論―包括者論と哲学的倫理学
結論
著者等紹介
中山剛史[ナカヤマツヨシ]
1963年東京都生まれ。1995年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、玉川大学リベラルアーツ学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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