内容説明
中華民国史は、日本と対立と共存の関係にあった時期の歴史であり、現在の中国・香港・台湾の自己認識にかかわる重要な時代の証でもある。中国と日本の学者はその時代をどのように理解しているのだろうか。両者の理解を比較し、日本から東アジア近現代史を考える。
目次
第1部 中国と日本の中華民国史研究(中国の中華民国史研究―『中華民国専題史』の位置づけについて考える;日本の中華民国史研究―何を目ざしているのか?)
第2部 民国通史(通史1(民国初期)―『従帝制到共和』(第1巻)
通史2(国民革命期)―『国民革命与北伐戦争』(第4巻)
通史3(南京国民政府期)―『南京国民政府十年経済建設』(第6巻)
通史4(日中戦争1)―『抗日戦争与戦時体制』(第11巻)
通史5(日中戦争2)―『抗戦時期的淪陥区偽政権』(第12巻)
通史6(国共内戦)―『国共内戦』(第16巻))
第3部 民国期の政治と社会(政治外交1―『北京政府〓期的政治与外交』(第3巻)
政治外交2―『国民政府執政与対美関係』(第5巻)
文化と思想―『文化、観念与社会思潮』(第2巻)農村建設―『中共農村道路探索』(第7巻)
地方建設―『地方政治与郷村変遷』(第8巻)
都市建設―『城市化進程研究』(第9巻)
教育―『教育的変革与発展』(第10巻))
第4部 民国期の少数民族・華僑・台湾・澳門・香港(少数民族―『〓疆与少数民族』(第13巻)
華僑―『華僑与国家建設』(第14巻)
台湾―『台湾光復研究』(第15巻)
澳門―『革命、戦争与澳門』(第18巻)
香港―『香港与内地関係研究』(第17巻))
著者等紹介
川島真[カワシマシン]
1968年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(博士(文学))。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授。専門:アジア政治外交史・中国外交史
中村元哉[ナカムラモトヤ]
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(博士(学術))。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻准教授。専門:中国近現代史・東アジア国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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