内容説明
この私は死ねばどうなるか?“輪廻転生”や“永劫回帰”は単なる空想か?時間は本当に流れているのか?世界はインド仏教の説くように夢幻なのか?探求する明晰な論理がファンタジーを哲学に変える!夢幻である「この世界」に、「日常」「科学」「価値」「歴史」は、いかにして立ち現れるか。
目次
第1章 私が死ぬという幻想―インド仏教との共鳴(予備考察(1)―意識現象の考察
予備考察(2)―外的世界の考察 ほか)
第2章 仮想世界の起ち上がり―“日常”と“科学”の現象学(最初の諸仮定;日常的世界の生成 ほか)
第3章 世界は価値に満ちている―功利主義の復権(「快」と功利主義;第一段階の功利主義 ほか)
第4章 進化する世界―歴史の誕生(情報進化;文化システムの情報進化 ほか)
著者等紹介
重久俊夫[シゲヒサトシオ]
1960年生まれ。東京大学文学部(西洋史)卒。研究分野は、哲学・比較思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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