内容説明
この介護クライシスをどう乗り越えるか、人材育成にその希望を見出す。3年以内に7割が辞めてしまうという介護職。賃金水準は上がっても、人手不足が解消されない原因は何か。職業キャリアに着目し人材育成の視点を中心に介護人材の確保と定着策のあり方を検討する。
目次
序章 介護人材の確保・職場定着の現状と問題意識
第1章 介護労働市場における介護人材の多様化
第2章 高齢者介護分野における介護労働と養成教育・研修
第3章 介護職員の供給ルートと教育過程
第4章 介護の仕事選択と職場定着に与える要因―先行研究から
第5章 介護の仕事選択と職場定着に関するインタビュー調査
第6章 介護職員が介護の仕事を選択した理由―実態調査から(1)
第7章 介護職員の介護業務遂行能力とその影響要因―実態調査から(2)
第8章 介護職員の職場定着に与える影響要因―実態調査から(3)
第9章 事業所の職場定着策が介護職員の職場継続意向に与える影響
第10章 介護人材確保及び職場定着策等の課題―効果的な職場定着のあり方に向けて
著者等紹介
中井良育[ナカイヨシヤス]
1969年兵庫県芦屋市生まれ。2018年同志社大学大学院総合政策科学研究科博士後期課程修了、政策科学博士。現在、新潟医療福祉大学社会福祉学部講師。2000年に武田病院グループ社会福祉法人青谷福祉会に入社、介護職員、生活(支援)相談員、法人本部職員として高齢者福祉に従事し現職に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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