内容説明
グローバル規模で展開される自動車の電動化、知能化、共有化をめぐる企業間のイノベーション競争を分析し、自動車産業及び関連産業に参入する様々なプレーヤーの経営上の問題性を明らかにする。
目次
序章 問題の所在と本書の分析視角
第1章 自動車電動化に対峙する部品企業とその競争力―わが国部品企業への質問票調査からの洞察
第2章 自動車の電動化―オープン・イノベーションとクローズド・イノベーションの相克
第3章 自動車の知能化―ADAS領域での日独企業間の覇権競争
第4章 自動車の共有化―スマートモビリティ社会の実現に向けて
第5章 新興国市場における超・低コスト化の課題
第6章 わが国自動車部品企業の現調化基本戦略
終章 自動車電動化時代の企業経営とその問題性
著者等紹介
佐伯靖雄[サエキヤスオ]
1977年徳島県徳島市生まれ。博士(経済学、京都大学)、博士(経営学、立命館大学)。民間企業勤務ののち、立命館大学経営学部助教、名古屋学院大学商学部講師を経て2015年4月より立命館大学ビジネススクール(専門職大学院経営管理研究科)准教授。2018年4月より同研究科副研究科長。京都大学大学院経済学研究科東アジア経済研究センター外部研究員、一般財団法人機械振興協会経済研究所特任研究員を兼任。主著『自動車の電動化・電子化とサプライヤー・システム―製品開発視点からの企業間関係分析』(晃洋書房、2012年)2014年度工業経営研究学会学会賞受賞、ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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