内容説明
何が成功で、何が失敗なのか?EUの政策過程は多様な国益間・政党間の角逐が繰り返される非合理な状況にある。それでもEUの行政官僚制たる欧州委員会は、戦略的な政策変化類型を技術として駆使しながら、限定合理性を追求して政策実現を図ってきた。その成否と功罪を見極める。
目次
第1部 EU政策過程の分析枠組(従来のEU政治行政分析へのアプローチ;EU政策過程における政官アクターの戦略と選好)
第2部 EU政策過程の実証分析(マクロレベルのEU政策過程―基本条約改正での政官関係;ミクロレベルのEU政策過程―「公共性」と域内市場の相克;メゾレベルのEU政策過程―総合計画と政策評価;政策体系の層を跨ぐEU政策過程―欧州債務危機対応)
第3部 社会構造変化とEU政策過程(2010年代の文化的対立軸をはらむEU政策過程)
政策技術の論理と成否
著者等紹介
原田徹[ハラダトオル]
1974年生まれ。2006年早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。2018年博士(政策科学)、同志社大学。現在、同志社大学政策学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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