内容説明
製品事故や重大事故で問われる科学・技術者の倫理的責任。でも、「変な使い方をした消費者のほうはどうなの」「なんでも製造者の責任にされたらたまらないよ」と思う人もいますよね。では視野を転じましょう。たとえば、幼児に。私たちは社会を営むにあたりどのような倫理を実践すればよいのでしょうか。製品やシステムに問題が起きたとき、だれの立場に立って考えるのが最適でしょうか。倫理的な問題に直面したとき、使える思考のツールを増やしておきましょう。いちばんやさしい技術者倫理の本。
目次
第1章 倫理(倫理って何?;エアコン問題 ほか)
第2章 責任(その責任、こちらが負えと言うのですか?;誰かが楽しいと誰かが楽しくない問題 ほか)
第3章 信頼(嘘がつけるようになってよかたね;低信頼社会はつらいよ ほか)
第4章 倫理的意志決定(答えは一つとはかぎらない;金槌しか持っていないと ほか)
著者等紹介
上杉敬子[ウエスギケイコ]
2010年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。愛知工科大学工学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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