“女子マネ”のエスノグラフィー―大学運動部における男同士の絆と性差別

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771030015
  • NDC分類 780.13
  • Cコード C1036

内容説明

現在の日本の“女子マネ”制度は性差別問題を抱えている。しかし、女子マネージャーたちの主体的な実践によって、活躍の場として作り変えられるのではないか。本書では彼女らの経験を参考に、制度の根底にある「異性愛男性中心社会」を問いなおす。

目次

エスノグラフィーで“女子マネ”の経験を可視化させる
ハラスメントのないスポーツ組織を構想する―理論と方法
1 「外部型」から「外部境界型」ホモソーシャリティへ―X大学の事例より(組織の女性比率が0%から約30%に変遷した場合―現役チームと先輩チームの比較;「マネージャー」としての経験)
2 「外部境界型」から「内部境界型」ホモソーシャリティへ―Y大学の事例より(組織の女性比率が約40%に達した場合―現役チームと先輩チームの比較;「トレーナー」としての経験)
3 「結合型」ホモソーシャリティという新たな関係構造の発見―Z大学の事例より(組織において「専門家」として位置づけられた場合―日本とカナダの比較;「アスレチックセラピスト」としての経験)
可視化させた経験をどう生かしていくのか

著者等紹介

関めぐみ[セキメグミ]
2016年大阪府立大学大学院人間社会学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。大阪府立大学客員研究員。専門社会調査士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tekka

1
「支配集団へ接近する際には自分のもつ特権性に注意する必要がある。それには、『女』」というジェンダーの視点だけでなく、『異性愛者』というセクシュアリティの視点が不可欠である。男性集団に参入する『女』という意味ではマイノリティかもしれないが、『異性愛者』という側面においてはマジョリティであり、その意味で異性愛男性優位の関係構造であるホモソーシャリティとの共犯関係を持つことになるのである。」2021/10/26

おしょうゆ

0
筆者の博士論文を本にしたもの。おわりにの項に、大学卒業後の会社勤めで体育会系の女子マネ扱い(ホモソーシャル女性軽視?)を体感して院に入り「社会性を身につけるために部活動というが、部活動文化が社会を作っているのでは」という視点で研究。アイドル的やトレーナー寄りでも選手の仲間にはなりきれない日本の例、対してカナダの例はサポートスタッフと割り切り選手とは恋愛禁止など距離をおきつつスタッフ上司とはパワハラが見受けられる。ハラスメントにはkilljoy(⇄不快な場面を愛想笑いで流さず不快と示す)が対策の一歩とのこと2021/08/31

gusuko_midori

0
日本とカナダじゃずいぶんとスポーツに関する状況が異なるんだなあ。 時にホモソーシャル強化に利用される日本の女子マネ。 セクハラはもちろん性差別によるものなのだけど、力を利用するすべての嫌がらせ(というと言葉が軽いが)を是正してかないと、なくならない構造というのがわかりました。2018/06/17

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