内容説明
本書は、哲学的倫理学の中心的諸問題を紹介し、人の振る舞いの道徳性を吟味するための体系的見地を提案する。なぜ道徳的であるべきか、という倫理学の根本的な問いに向き合い、読者が自ら考察を深めることを促す入門書。
目次
第1章 倫理学とは何か(哲学的倫理学;メタ倫理学;倫理学のさまざまな方法)
第2章 倫理学のモデル(アリストテレスの徳倫理学;功利主義的帰結主義;カントの義務論的倫理学;討議倫理学)
第3章 倫理学の基本概念(行為;徳;善、正、正義;自由と責任;実践理性)
第4章 応用倫理学(倫理原則の根拠付けおよび応用;道徳の多元化の時代における倫理学;応用倫理学の「中間」原理)
著者等紹介
ルッツ=バッハマン,マティアス[ルッツバッハマン,マティアス] [Lutz‐Bachmann,Matthias]
1952年生まれ。フランクフルト大学哲学・歴史学部教授
桐原隆弘[キリハラタカヒロ]
1970年島根県生まれ。2001年立正大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。2006年フランクフルト大学哲学歴史学部にてPh.D取得。下関市立大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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