シェリング芸術哲学における構想力

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771028470
  • NDC分類 134.3
  • Cコード C3010

内容説明

芸術の産出力である構想力に着目し、シェリング芸術哲学を理論と作品分析の両面から議論する。カント哲学との比較、自然哲学との関係、芸術哲学の具体的側面という3つの観点から、シェリングの構想力概念を検討し、芸術哲学の新たな解釈の可能性を示す。

目次

シェリング芸術哲学および構想力概念の背景
第1部 芸術における構想力の創造性(構想力の歴史的系譜―シェリングを中心として;芸術の統合作用としての構想力)
第2部 構想力の形式―カントの受容と展開(芸術における構想力―カントとの差異;構想力の三形式―図式・アレゴリー・象徴)
第3部 ポテンツと構想力―自然哲学と芸術哲学の関係から(シェリング自然哲学の有機的自然観;『超越論的観念論の体系』における構想力―芸術と自然の産出性の関係から;芸術創造の源泉としての自然の産出性)
第4部 シェリング芸術哲学の理論の適用(シェリングの具体的な芸術体験;芸術のジャンル論;芸術の最高現象としての悲劇―『オイディプス王』解釈に見る人間的自由の承認;絵画における構想力;具体的な作品分析―絵画の展開;風景画とシェリングの自然観)

著者等紹介

八幡さくら[ヤハタサクラ]
2013年4月~2014年3月神戸大学大学院人文学研究科・日本学術振興会特別研究員(PC2)。2014年3月神戸大学大学院人文学研究科博士課程後期課程修了。2015年4月~2016年3月東京大学大学院人文社会科学研究科・日本学術振興会特別研究員(PD)。現在、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属「共生のための国際哲学研究センター」(UTCP)・特任研究員(PD)、獨協大学外国語学部ドイツ語学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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