目次
プロローグ(哲学はどんな学問か;哲学はどのように発展してきたか)
1 人間とその心(自己と他者について;心について;人間存在について)
2 言葉と認識(言葉について;知識について;真理について)
3 世界と存在(存在と無について;世界について;時間について)
4 人生と社会(生きる意味について;自由について;社会について)
エピローグ(現代をよく生きるための哲学)
著者等紹介
中澤務[ナカザワツトム]
1965年埼玉県生まれ。1992年北海道大学大学院文学研究科博士後期課程中退。2004年博士(文学)(北海道大学)。現在、関西大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
速読おやじ
14
高校生向けに書かれた哲学の入門書。教科書的な本だが、内容は骨太なのでしっかりと読まないと頭に入ってこない。先日より読書大全という分厚い本を読んでいるのだが、そこで紹介された哲学の話がとても面白かったので、家の本棚にあった本書を手に取ってみた。哲学は人間や世界に関するものの見方や価値観を根本から問い直す営みだ。その特徴は総合性=世界をひとつの全体として捉える、や常識を批判することにある。ビジネスに哲学的思考が必要か?と問われると、必要!と今は答える。総合性と、常識批判、これだけでもビジネスとの相性は良い筈。2021/05/10
なつき
6
【はしプロ哲学24】『哲学を学ぶ』読了。中澤務、昂洋書房、2017年。哲学にほんとうにはじめて入っていくというひとにとてもおすすめした一冊。哲学の各論の入り口をとても易しく、しかしレベルは落とさずに、ちょこっと紹介してくれている。ここから本をむさぼっていけば、学べますね、哲学。2017/10/06