内容説明
老いることで新しいステージへと至る。価値観の変容と成熟した世界観の形成をもたらす老いを質的調査・量的調査による実証研究から解き明かす。
目次
第1章 社会老年学にとって新しい理論の必要性
第2章 理論の起源と最初の概要
第3章 老年的超越の質的内容
第4章 量的な実証研究
第5章 実践での老年的超越
第6章 まとめ
著者等紹介
トーンスタム,ラーシュ[トーンスタム,ラーシュ] [Tornstam,Lars]
1944‐2016。スウェーデンにおける社会老年学の先駆者。老年社会学分野で最初の博士論文を1973年に執筆。ウプサラ大学で最初の老年学講座を開設。デンマークのコペンハーゲン大学でも同様のコースを立ち上げた。また、スウェーデンの学際的な研究プログラム「社会における高齢者:過去・現在そして将来」の指導者の1人として、今でいう高齢者差別についての実証研究に焦点を絞って行った。2006年に、スウェーデン学術雑誌『高齢者ケア(Aeldreomsorg)』から、高齢者と加齢に関する見解に対する重要な貢献とその老年的超越理論に対して、「基本的価値賞」を受賞した
冨澤公子[トミザワキミコ]
立命館大学産業社会学部非常勤講師・市民大学院(一般社団法人・文化政策まちづくり大学院)研究員・元京都府職員。長崎県南松浦郡新上五島町(旧奈良尾町)生まれ。京都府在職中に立命館大学大学院社会学研究科を経て、神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程単位取得後退学
タカハシマサミ[タカハシマサミ]
イリノイ州立ノースイースタン大学心理学部教授。茨城県(土浦市)生まれ。ペンシルバニア州立テンプル大学大学院心理学部発達心理学科にて博士号取得。専門は高齢者の精神構造の発達に関する叡智やスピリチュアリティなど。ドキュメンタリー映画の制作・監督も行い、米国を中心に活動しながら日本の心理学・老年学会にも所属し、講義や講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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