沈黙の詩法―メルロ=ポンティと表現の哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771028012
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C3010

内容説明

沈黙と区別もつかないかすかなひびき―表現の限界の内側から触れられる、表現の零度へ。「私が語る」/「ことばが語る」の境界水位。

目次

第1章 沈黙の詩法―メルロ=ポンティにおける「沈黙」のモチーフ
第2章 世界の肉―メルロ=ポンティとクロード・シモンについての小さな考察
第3章 モンタージュ、同時性―メルロ=ポンティにおける不在のイマージュ論に向けて
第4章 私はこの世ではとらえられない―クレーをめぐるメルロ=ポンティとハイデガー
第5章 見えないもの、隠れたもの―後期メルロ=ポンティにおけるハイデガー読解をめぐって
第6章 スクリーンとしての主観性―表象の可能性の条件としての身体
第7章 彼に触れないこと、メルロ=ポンティ―デリダのメルロ=ポンティ読解をめぐって
第8章 肉と渦動―存在の間パトス的な次元
第9章 螺旋状の発達と相互内属―メルロ=ポンティにおける肉と生殖の問題
第10章 「あいだ」の共有―生命の現象学と臨床哲学 メルロ=ポンティ、ヴァイツゼカー、木村敏
第11章 沈黙と偶然―田辺元『マラルメ覚書』をめぐって

著者等紹介

加國尚志[カクニタカシ]
1963年大阪府三島郡生まれ。1993年立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専修博士後期課程修了(文学博士)。現在、立命館大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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