内容説明
身の回りで生起している問題について熱い議論をしよう!全米でロングセラーをつづける倫理学教科書の決定版。功利主義から正義論まであらゆる学説のエッセンスに新事例を盛り込みさらに明快に解説。
目次
道徳とはどんなものか
文化相対主義の挑戦
倫理における主観主義
道徳は宗教に基づくか
倫理的利己主義
社会契約説
功利主義者のアプローチ
功利主義をめぐる論争
絶対的道徳規則はあるか
カントと人格の尊重
フェミニズムとケアの倫理
徳倫理
満足のゆく道徳説はどんなものか
著者等紹介
次田憲和[ツギタノリカズ]
1966年生まれ。2002年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学博士(文学)。現在、大阪芸術大学他非常勤講師。研究分野は現代倫理学、批判的思考、F.ブレンターノ、フッサールなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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穂垂ユキ
2
評価 : 4 倫理学について一通り解説されていた。一つの主張に対して丁寧に是非を解説されていて興味深く読めた。入門書として参考文献であげられている本が多くあったので読んでみたが、やや著者の視点が強くでている感があるので、全く倫理学の知識がない方はプレップ倫理学などの入門書を先に読んでおくことをオススメする。個人的に印象の残ったのは大麻解禁に対して功利主義の観点からの擁護意見が述べられていたところだ。私は大麻解禁反対派だが、なかなか理に適った主張に感じた。倫理学入門として2冊めくらいに読むのにオススメの本。2021/11/07
ssmakereli
1
ある程度倫理学などの入門書を読み終えた人が読むのが一番よいと思う。さまざまな立場を分かりやすく整理することができる。2018/05/26
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