内容説明
「自由にして個性を尊重し人物を作る」。旧制甲南高等学校を創立した平生釟三郎は、教育界、実業の世界や政財界、社会事業の世界に、その偉才を発揮してきた。この知られざる大物の軌跡を描き出し、現代に活きる視座を提供する。
目次
平生釟三郎の青春
平生釟三郎の社会的偉業の概要
東京海上時代の平生釟三郎
日本の商道徳の頽廃と教育の役割
平生釟三郎と政財界
平生釟三郎と甲南教育
平生釟三郎とパブリック・スクール
平生釟三郎とブラジル「日伯(日本・ブラジル)交流の礎となった埋もれた三つの偉業」―今求められる世界観と経営観
ブラジル綿と平生釟三郎
政治家としての平生釟三郎
平生釟三郎と漢字廃止論
平生釟三郎とジャーナリズム
平生釟三郎と社会奉仕
世界に通用する紳士・淑女たれ―現代社会と切り結ぶ平生釟三郎の精神
甲南が生んだ知の先人たち
甲南が生んだ財界人
著者等紹介
安西敏三[アンザイトシミツ]
1948年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学、慶應義塾大学)。現在、甲南大学法学部教授、甲南学園平生釟三郎日記編集委員。日本政治思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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